介護士って変わっている人たくさんいますよね。
「なんでそうなるの!?」
っていう面白い人から、謎の奇行を繰り返す人まで多種多様です。
中には菩薩様のような、何をしても怒らない人までいるので、そういう人のほうが逆に怖かったりするんですけど。
というわけで、今回は介護士を分析してみよう、のコーナーです。
私がみてきた介護士をタイプ別に分類!!
介護士だって人間だもの。
そりゃ色んな人がいるのは分かっているんです。
でも、大きく分けるとこんな感じかなーっていうのがあるんですよね。
- スキル追求タイプ
- 気持ち優先タイプ
- ビジネス思考タイプ
- でもしかタイプ
- 諦めが肝心タイプ
ザクっと分けて5つでどうでしょう。
細かくいけばもっといけるんですけど、スペースの関係上今回はこれで(笑)。
スキル追求タイプ
- 長所:スキルアップを追求する。資格、技術を求める
- 短所:介護がビジネスだという認識がない
このタイプの人は、介護士にすごく向いていますよね。
介護業界を良くしたい、いや、むしろ目の前の人をとりあえず幸せにしたい、という熱い気持ちにあふれています。
資格も取りたいし、技術も極めたい。
自分に厳しく他人に厳しい、専門性を高めてとことん追求していく修行僧のような人です。
人間関係で衝突するのもこのスキル追求タイプの人がキッカケになることが多いのではないでしょうか。
衝突したい気持ちは分からなくも無いので、みんなも暴走を止めにくいんですよね。
介護はボランティアではなく、お金で動いているのを分かってもらうのは難しいタイプですね。
経験上、味方にすると心強く、敵にまわすと非常に面倒くさいです。
気持ち優先タイプ
- 長所:利用者さんによりそった介護が得意
- 短所:チームワークよりもスタンドプレーに走りがち
ご家族の介護をされてた人や、ボランティアで体験がある人、つまりなにかしら介護にたずさわっていた人に多いような気がします。
すごく愛情にあふれているんですよね、このタイプの人って。
なので利用者さんの評判はいいんですけど、それを周りに押し付ける傾向があるので困ってしまうときがあります。
難しくない話のときは良いんですけど、こじれると大変な場合があります。
気持ち優先タイプさんの気持ちがわかってしまう分、それならこっちの気持ちも分かってよ~っていうジレンマも。
自己主張が激しい人に当たると疲れますけど、仕事はできる人が多いので割り切っています。
ビジネス思考タイプ
- 長所:現場をうまく回すことができる
- 短所:利用者さんが置いてけぼりになることがある
俯瞰的(ふかんてき)な立場で物事を見れるので、論理的な仕事の組み立てができます。
勉強家の一面があるので、予習復習をしっかりしていて何回も同じことをいわなくても大丈夫という安心感がありますし、フットーワークも軽いです。
なんでもかんでも上手くやりすぎてしまうので、キャパがいっぱいいっぱいになっている時に誰も気が付かないで、1人苦しんでいる場合があったり。
システマチックで合理的に現場を回そうとするので、利用者さんの気持ちが置いてけぼりになることがあります。
人間味がないと言っているわけではなく、迷ったときは事業所の利益を優先する傾向にあります。
将来的に独立開業を目指していたり、キャリア志向が強い人ばかりなイメージです。
でもしか介護士タイプ
- 長所:何があっても辞めない
- 短所:やる気が無い
「でもしかタイプ」の人ってどこの業界にもいるんですけど、介護業界も例に漏れずいます。
介護士でもやるか。
介護士しか出来ない。
この2つから取って「でもしか」と呼ばれるみたいです。やる気が基本的にありません(笑)。
でも、常に諦めていて気力が無いので、どんなことがあっても基本辞めないです。
ブラック会社で最後まで残るのがこのタイプの人です。
自分を過小評価するのが得意なので、モチベーションを上げてもらうのに苦労します。
頑張れーっていうと言葉通りに受け取っていろいろと背負い込んでしまうので、距離感がむずかしいですね。
諦めが肝心タイプ
- 長所:人生経験が深いので頼りがいがある
- 短所:過去に何があったか聞けない
昔、何かあったんだと思うんですけど、人生を諦めすぎてて悟りを開いていらっしゃいます。
困ったときに一番頼りがいのあるタイプの人ですが、必要以上に人と関わろうとしないので人間関係が希薄です。
たまに利用者さんと笑い合っていたりするのを見ると、なんだか不思議なものを見たような気分になりますよね。
ノルマのキツイ営業職などから介護へ流れてきた人が多いみたいです。
ハードワークでも文句一つ言わないところを見ると、前職のときはどれだけ地獄だったのでしょうか。
お酒を飲みにいったときにチラッと愚痴をこぼしているのですが、これを聞くと介護職で良かったって心の底から思います。
まとめ
ということで介護職でよくいる人を5つのタイプに分類してみましたけど、いかがでしたか。
それぞれが持っている信念があって、見ていて面白いんですよね。
長所も短所もありますけど、それ以上にみなさん人の為になる仕事がしたいという熱い思いが根底にあるので、それぞれのやり方で利用者さんのケアをしています。
え、私はどのタイプなのかって?
それはヒ・ミ・ツです♪