大好きな彼女がいて結婚したいんだけど、今の介護士の仕事じゃ給料が少なくて不安・・・。
男性の介護士なら、こんな悩みがありますよね。
最近は介護職で働く人のお給料も増えてきたとはいえ、家族を養っていけるような額をもらっている人はまだ少ないのが現状・・・。
介護のお仕事を続けるべきなのか？
どうすれば高い給料をもらいながら働くことができるのか？
を考えてみたいと思います。
介護士としてお給料を上げるには
もしあなたが「介護の仕事を続けたい！」と思うなら、お給料をアップさせるためにできることって、何でしょうか？
残業を増やしたり夜勤の回数を増やしたり、手っ取り早くできることもあると思います。
でも、将来のことをしっかり考えるなら、もっと腰を据えて取り組んでみませんか？
上昇意識を持って働く
介護の仕事で重宝される人材とは、経験と知識が豊富な人。
施設や事業所において、より高いサービスを提供できる職員になれば、当然利用者さんからの人気も上がるし、同僚や上司からの受けも良くなります。
「この人がいれば辞めていく人も少なくなる」くらい思われるようになれば、会社もそれなりの待遇であなたに報いようとするはずです。
また、スキルの高い人はほかの会社から引き抜き（ヘッドハンティング）される可能性もあります。
同じ仕事なら、より条件の良いところで働きたいですよね？
また、「ここまでやれます」と胸を張って言える実績を作っておけば、転職する際にも有利ですね。
今の仕事でがんばる、無くてはならない人材になるというのは、いずれ必ず自分にとってプラスになります。
「このまま終わってたまるか！」という上昇志向を持って働くことが、まず大切かもしれません。
資格を取得して手当をもらう
例えば、今のあなたが介護職員初任者研修しか持っていないとしたら、ぜひほかの資格も取れるかどうか考えましょう！
介護福祉士やケアマネージャーなど、高度な知識と実務経験が必要になる資格は、それだけで高額な手当がつく施設や事業所が多いです。
自分の職場はどんな手当があるか、もう一度確認してみてくださいね。
そして、資格を取得することは、役職がついたりフロア長に昇任したりとキャリアアップにもつながります。
いずれ施設の責任者などになれば、手当の額も増えていきますので、年収を上げたいなら資格の取得は避けて通れません。
国の制度を見逃すな！
今は国が実施している「介護職員処遇改善加算」により、資格を持っているだけでお給料に一定の額が上乗せされます。
2015年より新たに一つの区分が加えられ、職員一人につき12,000円がプラスされることになりました。
また、「介護プロフェッショナルキャリア段位制度」も始まり、これからは資格を持って働いている人がどんどん社会的にも認められるようになります。
もし、スキルもあって資格も持ってるけど一向に待遇が良くならない、という時は、いさぎよく転職も考えましょう。
介護関係の施設や事業所はこれからもどんどん増えていく傾向にあり、ケアマネージャーなど「介護のプロ」と呼ばれる人たちは今後どこの会社でも欲しい人材です。
スキルアップもキャリアアップも同時にかなえてくれる、大きな武器になるのが資格なんですね。
開業も視野に入れる
ケアマネージャーの資格を取得すれば、自宅で開業することも可能です。
ケアマネージャーの仕事は、介護保険を使ってサービスを受けたい人のケアプランを作成すること。
介護保険を利用したい人は、ケアマネージャーが作成したケアプランがないとサービスを受けることができないので、独立しても営業を続ければやっていける仕事といえます。
これからは、在宅での介護や地域に密着した介護が国からも支援されるので、居宅介護支援事業として開業し、自分が経営者となって稼いでいくことを考えても良いかもしれません。
資格があれば独立もできる！
また、ケアマネージャーでなくても、福祉用具専門相談員の資格があれば、福祉用具のレンタルなどで独立することもできます。
在宅での介護が進む中で、福祉用具のレンタルは今後も成長する可能性が高い事業です。自宅で開業でき、在庫を抱える必要がないので、手軽に始められる仕事として人気が出そうですね。
介護職員初任者研修を修了していれば、介護タクシーを始めることもできます。
介護タクシーには、訪問介護の一つである「通院等乗降介助」という介護保険が適用されるものと、個人・法人の誰でも開業することができて特に資格も要らないものと二種類あります。
介護保険が適用される介護タクシーのメリットは、「通院等乗降介助」をたった１割の負担で利用できるため利用者の運賃負担を減らすことができる上に、事業者は介護保険からの収入も得られるところです。
介護タクシー事業も、今後は利用者の通院や買い物など、在宅介護から発展していく可能性が高いので、独立して稼ぐなら考えてみたいひとつです。
転職を考える
もし、どうしても今の職場で頑張る意味がない、と思ったら、この際転職を考えましょう。
今の介護業界は深刻な人手不足、多くの施設や事業所で経験者は優遇されます。
国の施策もあって、職員の待遇を改善している職場は数多くあるので、根気よく探せば良い会社が見つかると思います。
転職して成功した友人の話
私の知り合いは、デイサービスで働いていましたが、同じように彼女との結婚を考えた時、お給料の低さや将来性が不安になって、転職を決意しました。
何とか今の職場より良いお給料のところはないか、インターネットなんかも使って一生懸命探したそうです。
今はネット上で求人情報を公開しているサイトがあるので、便利ですよね。
そこで今までのキャリアを考慮してもらえる有料老人ホームに出会い、面接も合格して無事に転職がかないました。
実務者研修を修了していたので、今はサービス責任者として前の会社よりずっと良いお給料をもらっているそうですよ。
今の職場では振り向いてもらえないスキルや資格も、転職することでお給料アップにつながるんですね。
派遣会社に登録しよう！
また、現在は介護職専門の派遣会社も登場していることを知っていますか？
自分の力だけで良い会社を探そうとすると、時間もかかるし情報も限られるけど、介護職専門の派遣会社なら、介護業界についてずっと詳しい人が担当になってくれたりします。
介護職の派遣社員は資格を持っていれば時給が高いので、正社員より月収が高かったりします。夜勤が大丈夫なら、さらに手当がつきますね。
勤務地や勤務時間なども融通がきくし、派遣社員として働いてみるのも良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか？
介護職で今よりお給料を上げたい！と思ったら、努力次第で何とかなる部分もたくさんありますね。
施設や事業所が増え続ける中、ヘッドハンティングなんかも当たり前にありますが、自分のスキルを上げることは必ずプラスになります。
特に資格の取得は今後の介護業界の成長を考えると欠かせないものです。独立したい時も、あると便利な資格が多いですよね。
また、転職を目指して待遇の良い会社を探すことも、今はより簡単になっています。
ぜひ諦めずに頑張ってみてください！
