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介護コラム

【介護コラム】介護を取り巻く環境作りに取り組む人々

介護を取り巻く環境が変わってきているというのは、このサイトでもたびたび取り上げてきていますよね。

その中で、変わった取り組みや革新的な取り組みをしている人々を見てみませんか。

若者が中心になって楽しみながら取り組んでいく、これが未来の介護の姿です。

 

未来の介護が変わるかもしれない

介護は若手の起業家が多い世界です。

ベンチャーが参入しやすいことや、福祉は未整備な分野だというのが大きいですね。

2025年までになんとかしなければいけない団塊世代が後期高齢者になってしまう問題、下品な言い方ですが現在の日本は「ケツに火がついている」状態なので、補助金が下りやすく新しい試みをためしやすい環境なのです。

 

じゃあ、具体的に何があるのか気になると思うので、1つずつ紹介していきましょう。

 

フリーペーパー「鶴と亀」

フリーペーパー鶴と亀のスクリーンショット

「鶴と亀」はネット上でも一時期話題に登ったので知っている方も多いと思います。

長野県 奥信濃から発信されているカッコイイお年寄りをアーティストとして捉えた斬新なフリーペーパー。

配布されるとすぐに無くなるほどの人気ぶりで、元気なお年寄りを見ると介護なんて必要ないじゃんって思わせてくれます。

この動画の雰囲気もサイコーですよね。

「老人xストリートカルチャー」

爺さん、婆さんも65才定年で人生終わりなんていわずに、これからもドンドンと社会で活躍できるんだという一つの在り方ですね。

こんなカッコイイ余生を送りたいと思います!

⇒「鶴と亀の配布場所一覧

 

宅老所発行雑誌「ヨレヨレ」

宅老所よりあい発行のオモシロ雑誌ヨレヨレ

また、新しい事業所スタイルとして「宅老所よりあい」から発行されている雑誌「ヨレヨレ」。

名前からしてヨレヨレお年寄り臭がしますけど、ヨレヨレしているのは実は中で働いている人のようです。

よりあいの職員が「介護という仕事を通じて繰り広げているドタバタ」をテーマに本当にあった感動する話、笑える話が満載で作られているんです。

※2016年4月にヨレヨレは廃刊しました

 

宅老所よりあいが真摯に向き合っている姿は良いなぁと思いましたし、色々と考えさせられる優しいブログも魅力的ですよ。

⇒「宅老所よりあい

 

認知症と共存する社会づくり

大牟田市の認知症ネットワーク模擬訓練

全国各地で認知症との新しい取り組みが始まっていますが、中でも福岡県大牟田市の街をあげての取り組み「地域認知症ケアコミュニティ推進事業」が素晴らしいのです。

全市をあげて実地されている

  • 認知症SOSネットワーク模擬訓練
  • 認知症絵本教室
  • 認知症サポーター養成講座

といった取り組みで、社会全体でお年寄りと共存していく発想です。

包括や長寿社会推進課とうまく連携していくことによって、新しい在り方が考えられています。

⇒「大牟田市 長寿社会推進課

 

物理的にお年寄りを助ける

介護士は精神的にもそうですが、肉体的に疲れている方が多いですよね。

現状でもかなり技術が進んで楽になってきていますが、それでもなおイノベーション(技術革新)は続いているのです。

今最も期待されている一例をご紹介します。

 

自動運転カーはお年寄りに優しい?

ブレーキとアクセルの踏み間違えを予防したり、運転中に意識不明になった場合に大事故を防ぐための自動運転ブレーキなど、歩行者のみならず運転者にも優しいクルマづくりが話題になっていますよね。

でも、

「運転なんてしなくていい!」

自動運転カーの開発が急ピッチで進んでいるんです。

勝手に目的地まで運転してくれるクルマなら、免許すら不要。はては小学生からお年寄りまでだれでも乗ることが可能になります。

自動運転ソフトの普及で、センサーをフルに使った自動運転システムが開発されていて、現状でもすでに手を触れずに運転できるところまで来ています。

小さなころにドラえもんで見た未来が近づいている気がしませんか?

⇒「テスラモーターズ:自動運転が可能になりました

 

グーグルの会社

グーグルのセルフドライビングカーにいたっては、アメリカの一部の州で公道試験まで行われています。

GPSと自動運転制御ソフトによって、ハンドル制御でフルオートで運転します。

視覚障がい者に乗車してもらっての30万キロ走行にも成功していますし、もっとも自動運転カーの開発に力を入れているのはグーグルなんですね。

⇒「wiki:セルフドライビングカー

排泄予知デバイス

トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社が開発中の「Dfree」。

排尿、排便を予知する画期的なウェアラブルデバイス(肌身に付ける機械)です。

  • 超音波センサー内蔵
  • スマホアプリと連携で排泄までの時間がわかる
  • アプリが排泄記録して学習する

今までにありそうでなかったこの発明は、全国各地にある介護事業所ならず、医療関係者や精神的な苦痛を抱えている人までありとあらゆる人たちの味方になります。

排泄問題を抱えているために外出を控えられているような人もたくさんいますので、このDfreeがあればもう排泄に悩まなくてもすむようになるんですね。

トイレの問題はお年寄りだけの問題というわけでもないので、これからの普及に期待できますね。

ウォシュレットがいまや当たり前の存在になっているように、Dfreeもこれからの介護業界で当たり前の存在になってくるのかも知れませんよ。

 

⇒「世界初!排泄予知ウェアラブル「DFree」先行予約、受付開始!

 

無料認知症アプリ

認知症予防アプリ

東京都国分寺市では認知症チェックアプリの配布を行っています。

web上ですぐに手に入るうえに無料なので、もし「私って認知症なのかも」「おばあちゃんボケてきたのかも」と思った場合にすぐにチェックできます。

問題に答えていく簡単なテストをするだけなので、もし気になる人がいれば試してみてください。

こういった取り組みが地方自治体で行われるようになったことが、これからの介護の未来に期待させてくれますね。

⇒「国分寺市認知症簡易チェッカー

 

超高級老人ホーム

高級老人ホームのイメージ図

東京近郊には、入居費用に3億円を超える超高給老人ホームが存在しているようです。

入居時に介護の必要がないことが条件なのですが、ここに入る人たちはどういった人々なのでしょう。すごく気になりますね。

ここまですごい高級老人ホームは稀ですが、年を取ってから終の棲家に選べる場所にも選択肢が出てきているので、安心して余生を過ごすことができます。

最近では「終活(しゅうかつ)」という言葉を独身30代からも聞くようになってきて驚いていますが、余生のプランをこうやって綿密に立てられるのはある意味面白いのかも。

頑張って働いて、最後は高級老人ホームに入るのも良いですね。

⇒「高級有料老人ホーム特集

 

まとめ

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はるか昔は、年寄りは邪魔だから姥捨て山へ、というような扱いでしたが、今の時代にそんな事をすれば逮捕されてしまいますし、人情にも反します。

やっぱり高齢化社会だろうが、お年寄りと共存していける、それでいて面白さを忘れない社会にしていきたいですね。

ベンチャーの参入もまだまだ余地はありますし、10年後なんて想像もつかないくらい革新が続いていると思います。

あの頃は大変だったなぁ、なんていつか言える日が来るのが楽しみですね。。

 

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