介護職って、勤務時間が長そう・・・。
なんて思っていませんか？
確かに、正社員ならシフト制だったり夜勤や宿直があったり、会社の決めた時間で働くことがほとんどですね。
もっと時間に余裕を持って働きたいんだけど・・・。
大丈夫、今は短時間であったり決まった時間でしか働けない、という人も勤務できる会社がたくさんあるんですよ。
自分の希望に沿って介護のお仕事をしたい、という方のために、「時間に余裕を持てる働き方」、教えます！
ゆとりを持って介護の仕事をするなら、こんな働き方！
決まった時間しか働けない。
残業は難しい。
土日はお休みがいい。
など、働く時間に制限がある時は、正社員という働き方は難しいですね。
また、いきなり正社員として勤務するのはちょっと、という場合もあると思います。
ゆとりを持って仕事したい！という場合は、どんな働き方があるのでしょうか。
パート・アルバイトとして働く
今は多くの施設や事業所で、パートやアルバイトとして短時間の勤務をしてくれる人を募集しています。
正社員よりパートさんたちの方が人数が多い、という会社もあるんですよ。
仕事の内容は会社によって変わりますが、介護職の場合は正社員と同じように利用者さんのさまざまな介助だったり、主に現場での作業がほとんどです。
短い時間であっても、やって欲しい仕事をしっかりこなしてくれる人たちというのは、会社にとっては「縁の下の力持ち」的な存在として貴重な戦力になります。
最近は福利厚生も正社員と同じように用意しているところも増えてきていて、シフトを組む時など、パートやアルバイトの人たちから優先する、という会社も少なくありません。
パートやアルバイトとして働くことのメリット
- 短時間だけ働ける
- 時給が高い
- 休みが取りやすい
施設や事業所が指定する時間だけの勤務になるので、空いた時間に働くことができます。
時給は、地域にもよりますがだいたい800円～1000円前後が一般的です。コンビニなどほかのサービス業に比べると、介護職の時給は高いところが多いのが現状です。
資格やほかの施設での勤務年数によっては、さらに金額が上がることもあります。
施設や事業所によってはシフト制で勤務する日を決めているところもありますが、比較的休みが取りやすいのも良いですね。
「子どもを保育園に預けている間だけ」という人や、「お試しで介護の仕事をしてみたい」人にもオススメの働き方だと思います。
また、「いずれは資格を取得したい」と考えている人も、パートやアルバイトという働き方はメリットがあります。
例えば介護福祉士なら、受験資格として「３年以上在籍・５４０日の実務経験」という条件がありますが、この実務経験は数時間の勤務であっても1日としてカウントされます。
短時間しか働けない時であっても、資格の取得を諦める必要はないんですね。
パートやアルバイトとして働くことのデメリット
- お給料が少ない（時給制なので働いた分だけ）
- 福利厚生がないところが多い
- 正社員と同じ仕事をさせられる
デメリットとしては、やはり短時間の勤務なのでお給料が少ないことがまず挙げられます。
ですが、配偶者の扶養内で働きたい場合などは、ほかの仕事より高い時給をもらいながら短時間で稼げる、というのはメリットではないでしょうか。
あまりに短い時間だと社会保険などはつかないですが、ある一定の時間以上働ける場合、会社は従業員に対して保険をかける義務があるので、福利厚生を重視するなら勤務する時間を長くする、という方法もあります。
介護職のパートやアルバイトの場合、仕事の内容が正社員と同じなことが多いので、お給料や福利厚生の面などで不満に思う時があるかもしれません。
ですが、正社員との決定的な違いは、「責任の重さ」です。
パートやアルバイトで働いている以上、正社員以上の責任を問われることはありません。
責めを負わずに仕事に集中できる、ということは覚えておきたいですね。
派遣社員として働く
「ひとりだと良い会社を探せるか不安・・・」
という人は、派遣会社に登録してみましょう。
今は介護職専門の派遣会社があるのをご存知ですか？
介護業界は、国の施策もあり日々進歩の早い世界です。いろいろな制度が登場しており、施設や事業所でも改善が進んでいるところ。
なので、より自分に合った会社で働きたいと思ったら、「会社を探すプロ」にお願いしましょう。
介護職専門の派遣会社なら、会社の情報や仕事の内容だけでなく、新しく始まった制度などにも詳しいので、安心して任せることができますよ。
派遣社員として働くことのメリット
- 勤務地や時間を選べる
- 高い時給で働ける
- 何かあれば派遣会社が守ってくれる
- いずれ正社員になれる働き方もある
個人で求人を探すパートやアルバイトと違うのは、派遣社員の場合は「派遣会社が代わりに探してくれる」ことです。
希望する勤務地や働ける時間帯、土日の勤務は無理など、条件に合った会社を見つけてくれるので、「残業はちょっと・・・」という人でもきちんと就業時間で仕事が終わる会社を見つけてくれます。
また、どうしても残業が発生する場合、その分のお金も支払われるので安心ですね。
介護職の派遣社員の時給は、地域にもよりますが1000円以上のところが多く、パートやアルバイトより若干高めになっています。
スキルや勤務の年数などを考慮してもらえるところもあり、都会では資格を持っていれば1500円以上という会社も。
派遣社員であっても、労働時間が長ければ保険なども正社員と同じようにつくので、福利厚生の面でも心配ありません。
また、派遣社員の場合、仕事の内容が契約と違うなど問題があった時は、あなたではなく派遣会社が間に入って交渉してくれます。
個人で会社とやりあう必要がないのは、大きなポイントですね。
子育て中でじっくり求人を検討する時間がない、何社も面接を受けに行けないなど、忙しい人も実は派遣会社にお任せする方が早くて確実だったりします。
「最初は派遣社員として働いてみて、生活が落ち着いたらいずれは正社員の道も考えたい」という人にはぴったりの働き方ではないでしょうか。
派遣社員は契約する期間を決めて勤務するので、「半年だけ働きたい」みたいな働き方ができるのも、パートやアルバイトにはないメリットかもしれません。
また、「紹介予定派遣」を使えば、最初は派遣社員として働いた後で、お互い合意があれば直接雇用に切り替わるという働き方も可能です。
派遣社員として働くことのデメリット
- 更新されなかったら仕事が終わる
デメリットとしては、契約の更新がなかったら仕事が途切れてしまう、というのがあります。
ですが、今は人手不足で悩んでいる施設や事業所が多く、すぐに次の仕事を見つけてもらえる可能性が高いので、そこまで深刻な問題ではないかもしれません。
むしろ前の職場で培ったスキルを次の職場で活かす機会を持つことができて、時給のアップにつながることも。
派遣社員としてたくさんの会社を転々とする人もいます。多くの現場を体験することで知識面でも技術面でも幅が広がり、キャリアアップを考えてもプラスになるかもしれませんね。
もちろん、短時間であってもパートやアルバイトと同じように実務経験にとして数えることができるので、資格の取得を考えている場合でも大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか？
今の介護職は人手不足なところが多いので、短時間でも残業ができなくても、迎えてくれる会社はたくさんあると思います。
自分がどんな働き方をしたいのか、しっかり考えた上で応募してみることが大切ですね。
パートやアルバイトだけでなく、派遣社員という選択もあり、介護職への就職は以前より簡単になっています。
ぜひ、あなたの希望がかなう働き方を見つけてください！
