介護のお仕事をしていて、「やっていて良かったな」と思うことはありますか?
どんな仕事でも、何かしら「やりがい」がないと続かないものですよね。
楽しい、勉強になる、夢がある・・・・
みんな、いろんな思いを抱えてはたらいているんだと思います。
やる気が出るのは、どんな瞬間なんでしょうか。
介護職の「やりがい」って?
世間からは「夜勤があってキツそう」「お給料が安そう」など悪いイメージを持たれてしまいがちな介護のお仕事ですが、本当にそれがすべてなら、はたらく人はいませんよね。
現場でがんばっている人たちは、何を「やりがい」にしているんだろう?
あなたはどんな目標を持ってはたらいていますか?
もう一度、「介護のお仕事のやりがい」について考えてみたいと思います。
社会的に意義がある
例えばあなたが怪我をしてしまって、自分でご飯を食べることができなくなったとき。
「はい、どうぞ」と口元までスプーンを持ってきてくれる介護士さんの姿を想像してください。
ありがたいと思いませんか?
人間は誰でも年をとれば体力が落ちていくし、怪我をすれば回復も遅くなります。
そんな時、自分ではどうにもならないことを助けてくれるのが、介護士さんです。
ご飯のお世話からトイレの始末、お風呂に入る時まで、介護士は付きっきりでお世話をします。
誰でもできるって?
本当にそうですか?
一人ひとり状態の違う高齢者がいて、相手に合わせたケアをすることって、難しいですよね。
相手が人間ならなおさら簡単じゃないと思います。
でも、それが介護士の仕事なんです。
あえて介護の仕事を続けている人って、高齢者のお世話が苦にならない人、お世話をすることに「幸せ」を感じる人じゃないでしょうか。
それは決して「誰にでもできる仕事」だからではありません。
誰かのための仕事が幸せであること。
これに大きなやりがいを感じる人が、介護のお仕事も続けていけるんだと思います。
「超高齢化社会」を迎える日本で、介護の仕事はアツい
いわゆる「団塊の世代」が後期高齢者になる年齢を迎え、介護保険などが高額になることを心配する「2025年問題」が、ニュースでも取り上げられるようになりました。
日本は、全人口の4人に1人は後期高齢者になるという「超高齢化社会」を迎えることになります。
国は介護業界を良くするためにいろいろな制度を設け、多くの施設や事業所も、職場の改善を目指して努力を続けています。
介護職はこれから今まで以上に必要とされる仕事であることは、間違いないでしょう。
増え続ける高齢者をどうするか、施設や事業所だけでなく在宅でもお世話ができるように、地域ぐるみで高齢者の生活を守る取り組みも始まりました。
介護士の仕事は施設や事業所だけでなく、在宅介護や訪問介護の面でも、これからどんどん高いスキルが求められます。
今後、日本で重要となる介護職という仕事、そこに携わっていることは、社会的にも大きな意義があると思いませんか?
自分自身も成長できる
介護のお仕事は、「自分の成長が見えやすい」と言われます。
昨日できなかったベッドでの移動が、今日はコツを覚えてすんなりやれたこと。
歩行のときに、利用者さんとスピードを合わせられるようになったこと。
また、高齢者と接することで「コミュニケーションのスキルが磨かれた」という人もいます。
気の強い利用者さんだけど、辛抱強く接していたら、いつの間にか笑顔で会話してくれるようになった。
自分の存在を認めてくれて、人生訓など深い話をしてくれるようになった。
まるで自分の孫のようにかわいがってくれる、というのはよく聞く話です。
机ではなく、人間に顔を向けるのが介護のお仕事。
常に相手の気持ちを考えて行動することで、コミュニケーションのとり方もどんどん上手くなっていくんだと思います。
「以前より優しくなった」「以前より笑顔が増えた」
と思うのは、高齢者ではなくはたらいている人の方なんですよね。
心も鍛えられる
介護職は、心が鍛えられる仕事です。
頭ではなく心で高齢者の気持ちを考える必要があるからです。
効率よく作業を済ませる方法を頭では考えつくけど、心では別の答えが出る、ということはありませんか?
それを実践していくには、忍耐力が必要です。
介護のお仕事は体力的な面でも自己管理が欠かせませんが、「心を鍛える」ことも避けて通れません。
「より良い介護をしたい」と思う人は、強い精神力を持っています。
実践的なスキルとともに、心も鍛えられるのが、介護職での成長のひとつなんですね。
「ありがとう」は最高の褒め言葉
お世話する人に幸せが自分の喜び
まとめ
いかがでしたか?
どんな仕事でも、「やりがい」って本当に人それぞれですよね。
何かしら意義があるからこそ、介護のお仕事もがんばっている人が多いんだと思います。
「何のためにこの仕事してるんだっけ・・・」
と立ち止まってしまった時は、ぜひ思い出してみてください。
「ありがとう」と言ってくれた利用者さんの笑顔
自分が成長できたと思った瞬間
これから日本で重要になってくる介護業界
あなただけの「やりがい」が、介護のお仕事でもきっと見つかりますように。