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介護士

「介護職員は男性でも通用するんでしょうか!?」への答え

以前は女性の職員がほとんどだった介護職ですが、近年は男性もよく見かけるようになりました。

男性職員を欲しがる施設や事業所も多くなり、今の介護業界ではさまざまな場所で男性介護士が活躍しています。

ですが、男性ならではの悩みもまた、ありますよね。

 

男性介護士はストレスがいっぱい!?

「女性の職場」で孤立する

男性の介護士も増えてきたとはいえ、まだまだ働いている人は女性の方が多いです。

施設や事業所によっては、同僚に男性が数人しかいない、もしくは男性がいても部署が違っていて話す機会がないなど、同性と話をする時間が少ないという悩みを抱える人もいます。

本来、女性には気を遣うもの。打ち解けるのに時間がかかったり、年代が違うとさらにどう接して良いか分からない、という声をよく聞きます。

女性はおしゃべりが好きでいろんな話題を同僚と共有して楽しみますが、男性にはなかなかそうしたことがありません。

なので、職場の中で孤立してしまうんですね。

ここは職場だから、と割りきって、どんどん女性の職員にも話しかけるようにしましょう。

職員同士でコミュニケーションがとれないことは、仕事にも影響します。

女性が持つ「会話が続くテクニック」など、学ぶこともあるかも?

 

相談できる人がいない

上と似たような感じで、仕事の悩みを話せる人が職場にいない、というものもあります。

同僚だけでなく上司も女性だったりすると、話しづらい気持ちがしますよね。

ですが、ひとりで悩んでいても解決しないばかりか、ストレスで体調を壊す恐れもあります。

悩みを打ち明けることは仕事の改善にも繋がるので、思い切って話してみることが一番です。

気持ちを話すことで、相手にとっては心を開く機会になります。まずは普段からコミュニケーションをとることを心がけ、小さな愚痴でも言い合えるような関係を目指しましょう。

もし、どうしても職場では言えないという場合は「介護ホットライン」という介護職専門の相談窓口があるので、無理をせず頼ってみるのも良いと思います。

また、厚生労働省が「こころの耳」という働く人を対象にしたメンタルヘルスの悩みを打ち明けるホームページを用意しているので、つらい時は我慢せず利用してみてください。

 

男性介護士は生活できない!?

「介護職で働いていて将来性はあるか?」ということで悩む男性介護士は多いのではないでしょうか。

お給料や年収、出世のことなど、介護職でやっていけるかどうかは男性にとって大きな問題です。

 

結婚できる?家族を養える?

「彼女と結婚したいけど、今の収入じゃ厳しいな・・・」

まだまだ低賃金が続く介護職、結婚に踏み切ることは勇気が要りますね。

また、結婚後も家族が増えればさらにお金が必要になります。

介護職の年収は300万円前後と言われ、確かに一人の収入で家族を養っていくには厳しいかもしれません。

ですが、今は介護職の職員は条件を満たせばお給料に一定を額を上乗せする制度を国が設けていたり、職場も定期的な昇給を行うことで国から補助金が出るなど、全体的に改善が進んでいる最中です。

高齢化社会を支えていく存在として、今後は介護士の存在はもっと重宝されていくと考えられます。

待遇の改善を迫られている職場も多いので、諦めずに働き続けることで、収入が上がっていくことは間違いないでしょう。

 

定年まで働ける?

介護のお仕事は体力勝負、年をとるにつれて「いつまでやれるか」という心配もでてきます。

それは、「いつまで現場にいるか」ということでもあり、もし体力的な不安が大きければ、現場を離れた介護の仕事を考えてみるべきです。

介護保険を利用する人のケアプラン作成が中心となるケアマネージャーなど、現場以外でも活躍できる人材を目指すことで仕事の幅も拡がります。

 

男性介護士のメリットは多い!

それでは、男性が介護職で働いていくことには、何もメリットがないのでしょうか?

そんなことはありません。

介護職にも「男性で良かった」という面はたくさんあります。

 

施設側から見たメリット

  • 体力がある
  • 広い視野で問題を考える能力が高い
  • 現場では男性の方が前に出ると良い場面も

まず、女性に比べて体力の面で勝る男性は、現場では頼れる存在として重宝されます。

女性ひとりでは手に余る利用者さんでも、男性なら楽にお世話ができる場面は多いですね。

男性ならではの視点というものも、現場では貴重です。

「男性は論理的、女性は感情的」と言われるように、男性は広い視野で問題を考えることができるので、女性だけの現場ではなかなか解決しないことでも男性介護士の意見が役に立つこともあります。

また、利用者さんとのトラブルなどでは男性が前に出る方が冷静に話し合える場面もあり、スムーズに仕事を進める上で男性介護士の存在は大きなものといえます。

 

利用者側から見たメリット

  • 「同性介護」が可能になる
  • 同性にしか分からない悩みなどを打ち明けられる
  • 体力がある

高齢者であっても、「同性に介護して欲しい」と願う人は大勢います。

女性の介護士だと羞恥心が消えずに居心地の悪い思いをすることがあるんですね。

また、同性だからできる話、同性にしか分からない悩みなど、男性介護士にしかしたくない話というものもあります。

体の大きな人にとっては、腕力に不安のある女性より男性介護士にお世話して欲しいと思うことも。ご家族にとっても、男性介護士が介助してくれる方が安心ですよね。

 

などなど、現場や利用者にとって男性介護士はなくてはならない存在です。

今後も増え続ける高齢者のことを考えれば、男性介護士はこれからも多くの施設や事業所で必要とされています。

 

男性介護士はモテる!?

女性ばかりの介護の職場で、「頼れる男性職員」はモテる・・・かもしれません。

頼れる、というのは体力的なことだけでなく、例えば仕事の相談などでも男性は女性と違い答えをしっかり導いてくれることがあります。

トラブルがあってもさっと処理してくれる男性職員は、女性の職員にとっても安心ですね。

出会いを求めて介護職で働くのは不謹慎?

いえ、たまたま職場に女性が多かっただけ、と考えましょう!

 

男性介護士が成功するためには

介護職で頑張りたい、成功したいと思うなら、しっかりと道筋を決めて働くことが大切です。

 

キャリアアップを重ねる

介護の世界は、努力次第でどんどんキャリアアップができる世界です。

チームリーダーやフロア長など出世を重ねていけば、施設のトップになることも夢ではありません。

また積極的に資格を取得していくことも、介護職での成功には欠かせないでしょう。

今は、国が資格を持って頑張る人を応援する制度を設けており、社会的にも介護職での活躍は認知されやすくなっています。

介護福祉士やケアマネージャーなど、「介護のプロ」と言われる資格はぜひ持っておきたいところです。

資格があることで選択肢の幅も広がり、より活躍できる場を目指せます。

実力があれば、今より条件の良い施設や事業所にヘッドハンティングされる可能性もあり、大手への転職も頭に入れておきたいですね。

 

独立する

介護業界では、現場を経験した男性が独立して事業を始めるパターンも少なくありません。

福祉用具専門相談員や介護タクシーなど、現場を離れても介護の仕事に携わっていくものはいくつかあり、「自分の力で稼ぎたい!」という人は開業を考えてみるのも良いと思います。

独立には資格が必要なものもあり、資金の問題もあるので、焦らずじっくり計画を立てることが肝心です。

 

まとめ

笑顔で指差しをする男性介護士のイラスト

介護職は、男性にとってまだまだストレスの多い仕事であることは確かです。

現場での仕事は上手くいっても、ほかの職員とコミュニケーションがとれない、お給料や体力の面で不安など、女性とは違う悩みを抱える人はたくさんいると思います。

ですが、逆に男性にしかできないこと、男性ならではのメリットも介護職にはあるので、それを活かして活躍できる道を探すことが成功に繋がります。

介護職にとって、男性介護士はこれからますます必要になる存在です。

ぜひ諦めずに自分の実力を介護職で発揮してくださいね!

 

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