※ 当サイトは広告を利用しています

介護士

介護職における具体的なストレスからの逃げ方とは?

どんな仕事でも、切っても切れないものが「ストレス」。

順風満帆な日々なら良いですが、そうでない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

介護職にも介護職ならではのストレス、というものがありますよね。

つらい感情は放っておいても自動的になくなるものではないし、我慢し続けることも良くないんですよ。

 

ストレスは無自覚の病気

介護職などの福祉に関係している仕事は、一般的な仕事と比べてストレスの貯まりやすい環境におかれていますよね。

高齢者の方々と向き合い、身体的なお世話から精神的なケアまで、ほかの職種にはない介護職ならではの仕事がたくさんあります。

ストレスの感じ方は人それぞれですが、がんばり過ぎるあまり自分でも気づかないうちに不調を抱えてしまう、という人もそれなりに見かけるんですよね。

身体的につらい状態が続くと、最悪は仕事にも支障が出てきます。

やる気が出ない

注意力が下がってミスが増える

さらにやる気をなくす

と、負の悪循環になってしまうんですね。

心の不調はいずれ、身体にも悪い影響を及ぼします。

  • 朝の起床がつらい
  • 食欲が出ない
  • 外に出たくない

こうなると、病気と呼ばれるレベルです。

ストレスが悪化すると、うつ病など重大な精神病につながることもあるので、貯めこまずに自分で上手くコントロールできるようになると良いですね。

もし気になる人は、まず自分の状態がどうなのか下のストレスチェックを使ってみてください。

・5分でできる職場のストレスチェック(厚生労働省)

もしこれでストレス状況が高め、やや高めなどの結果が出た時はひとまず自分を大事にしてあげてください。

自分の状態を適切に把握できるようになることが、上手なストレス発散の第一歩ですから。

 

ストレスの本当の原因は?

ストレスの原因は人それぞれです。一人ひとり抱えている悩みも違います。

厄介なのは、「他人には理解しづらいストレス」「自分しか感じないストレス」など、説明が難しいものがあることですよね。

口に出して言いにくい、分かってもらえないなどの気持ちが余計に自分を追い込んでしまうこともあります。

 

仕事内容のストレス

  • 利用者さんとのトラブル
  • 介護の内容がつらい
  • 肉体的にしんどい作業が多い

介護職は利用者さんや他の職員との間で問題が起きると、大きな心の負担になりますよね。毎日これを続けるのか・・・と思うとうんざりしてしまいます。

暴言を吐かれる、介護を拒否されるなど、人間相手だからこそのトラブルが介護職にはどうしてもあります。

初心者のころは、排せつの処理など介護行為そのものに抵抗を感じる、ということもあるでしょう。

また、肉体労働のような作業も多く、肩こりや腰痛で悩まされる人も少なくありません。

 

 

人間関係のストレス

  • 職場の人間関係がうまくいかない
  • 上司からのパワハラ
  • 同僚からのいじめや嫌がらせ

介護職に限らずどこの職場もそうですが、人間関係が良くないとストレスの大きな原因になります。

上司からのパワハラや同僚からのいじめなどは、逃げ場がないだけに余計に追い詰められてしまいますから。。

また女性の職員ばかりの職場で、肩身の狭い思いをする男性職員の悩みもよく耳にします。

周りに気を使いながら作業をしていては、集中できずにミスが発生してしまうこともありますし、ほかの仕事にも影響することがあるので本当に厄介ですね。

 

ストレスを上手に解消するためには

では、避けようがないストレスはどうやって対処すれば良いのでしょうか?

一番良いのは原因に近づかないことですが、プライベートではまだしも、お金を貰って働いている仕事になるとそうもいきません。

ストレスコントロールの方法として、心のモヤモヤを自分なりに発散する方法を見つけることをオススメします。

  • 目標を持つ
  • 趣味に没頭する

私の周りのストレス解消はこんな感じですね。

 

目標を持つ

「今日はこれが出来るようになろう!」

という小さな目標でも、達成できれば喜びがありますよね。

「車いすへの移動が失敗なくできるようになった」
「入浴介助の時に腰が痛くならない姿勢を覚えることができた」

などの達成感を積み重ねることで自信を持つことができ、日々の仕事にも張り合いが出ます。

また、目標を持つことのメリットとして、集中力が上がることも上げられます。

周りの雑音に惑わされず自分の仕事に集中することで、達成することができて

 

趣味を持つ

仕事以外で楽しめる趣味を持つことは、気分をリフレッシュさせるだけでなく、自分の中に「楽しい」という良い感情を呼び起こしてくれます。

気分転換をはかることは仕事を続けていく上でも大切なことです。

読書や映画鑑賞などゆっくり過ごせるものでもいいし、ジムやスポーツなど体を動かすものでも良いでしょう。

私の場合ですが、仕事帰りにヒトカラに行って歌いまくっています。大声で好きな曲を歌うのは本当に楽しいですよ!

「忙しくてそんな暇がない・・・」という場合は、スキマ時間から始められるものを探してみましょう。

私の友人は、休憩の時などにスマホでヨガの動画を観て、帰宅してから実践する時間を作っていました。

趣味、と呼べないようなものであっても、気分転換できるもの、仕事以外に集中できるものを持つことで、精神的な安定をはかれます。

 

限界を感じる前に

ですが、どうしてもしんどい、ひとりでは対処できない・・・という時は、無理せず外部の機関を頼ることも考えてください。

 

仕事のグチを専門家に聞いてもらう

「介護ホットライン」では、年に一回ですが介護職で働く人の悩みや相談を受け付けています。

介護職特有の悩みなど、ほかの人にはなかなか理解してもらえないことでも、ここで打ち明けてみれば解決の糸口になることもあります。

また、厚生労働省は「こころの耳」というポータルサイトで、労働者全般の相談窓口を設けています。

こちらは、産業カウンセラーに悩みを相談することができるほか、職場の人間関係や労働条件など、仕事全体について話を聞いてもらえます。

 

カウンセラーに相談する

身体の不調がつらくなってきたら、迷わず病院に行きましょう。

精神科や心療内科は行きづらい、とためらうかもしれませんが、思い切ってカウンセリングだけでも受けてみると、つらい気持ちを吐き出せて楽になれると思います。

また、病院の薬を飲まないと仕事ができないほど今の環境がしんどい時は、思い切って辞めてしまうこともひとつの方法です。

仕事を辞めると生活費の問題が出てきますが、背に腹は変えられないので一定期間の間だけでも生活保護を受けることもできますから。

無理を重ねて体を壊してしまうことだけは避けましょう。

 

まとめ

両手でガッツポーズをとる介護士のイラスト

ストレスが溜まった状態で放置しておくとどんどん身体に悪い影響が出ます。

まだ大丈夫!と思わず、不調を感じたらまずは冷静に自分の状態を知ることから始めましょう。

  • 趣味に没頭する
  • 興味のあるものに関心を持つ
  • 好きなものに目をむける
  • 環境を変えてみる

イライラが積もった時には、このように気分転換をすることも大変効果的です。

ストレスを溜め込まず、上手に付き合っていける自分なりの方法をぜひ見つけて、心身をリラックスさせてあげてください。

あなたの身体は一つしかないのですから。

 

-介護士