どんな職種であっても、未経験の仕事への就職って不安がありますよね。
でも介護職では、未経験から始めている人もたくさんいるんですよ。
今の介護業界は求人の数も多くて就職しやすい状況なので、しっかりと会社を選べば正社員として働くこともできます。
未経験でも介護職に就職したい!
実際に、未経験で介護職への就職ってどういった感じなのかな?
正社員として働ける?
今の仕事から転職できる?
その疑問の答えを一つずつ解決していきましょう。
正社員になりたい
今の介護業界は人手不足が続いているので、正社員を募集している会社はたくさんあります。
未経験者であっても歓迎!という会社は多いです。
せっかく入職してもすぐに辞められたら困るので、お給料や福利厚生などの待遇を良くしたり、研修や勉強会を積極的に行っている施設や事業所も増えてきました。
会社は、
「仕事や業界に対して先入観を持たず、教えたことを素直に飲み込んでくれること」
「新しい発想やアイデアが生まれること」
などなど、未経験者ならではのメリットも考えて採用しています。
なので「働きたい!」と思ったら、怖気づかずに堂々と面接に行きましょう。
資格持ってないけど・・・
不安にならなくても大丈夫。
介護職は働きながら取得できる資格がたくさんあるので、まずは経験を積み、仕事を覚えながら取っていけば大丈夫です。
もちろん資格を取ってから就職、というのもアリですが、実際には実務経験が必要な資格も多く、働きながら取得していく方が早いかもしれません。
何より現場を体験していくことで、同じ内容を勉強をしていても頭に入りやすいですよね。
今の仕事から介護職に転職したい!
今はまったく違う仕事をしているけど、介護職に転職したい!という人も歓迎されます。
介護のお仕事が未経験であっても、今までの仕事で培ってきたスキルや人柄を現場で活かせる可能性が高いので、自分の強みをアピールしましょう。
「なぜ介護職への転職を希望するのか?」
は面接の時に必ず訊かれる定番の質問なので、しっかりと自分の気持ちを伝えられるように事前準備しておくことが必要です。
40代からの転職でも大丈夫?
介護施設では、40代からの転職組もほかの業界に比べてたくさん活躍しています。
若い人にはない高いスキルやコミュニケーション力など、社会経験が長い人は会社から見ても貴重な人材ですからね。
特に、利用者さんと直に関わる介護のお仕事では、コミュニケーション力や会話力は欠かせないものです。
30代、40代でも、何かを始めるのに遅すぎるということはありません。
未経験者でも求人ってあるの?
福祉では、確かに経験者が優遇される部分が大きいです。
だからといって、未経験者をシャットアウトしていては高齢化社会を乗り越えられません。
どこの施設も未経験者だからと差別せず、積極的に雇っています。
どうやって探せばいいの?
介護職の求人を探すなら、まずはハローワークに行ってみましょう。
今は、多くのハローワークで介護職専門の窓口があるくらい、求人の数は多いです。
町で配られてる求人誌や新聞などもチェック。
積極的に人材を募集している会社は、無料で求人を出せるハローワーク以外にもお金を払って広告を出しています。
「あ、ここ他でも見たな」という会社は、気に留めておきたいですね。
また、実際に働いている人に誘われた、というパターンもあります。
もし身近に介護のお仕事をしている人がいれば、募集しているところはないか聞いてみるのも良いですね。
求人広告には載っていない生の声が聞けるチャンスです。
求人を見る時に気をつけることは?
せっかく働き始めたのに、面接の時と違う契約内容になってしまった。
悲しいけど、そういう話をよく聞きます。
土地柄でそういうことが起こるのか、私のところは聞きませんけど、地域によってはほとんどブラックというところも有るみたいです。
こんな会社はダメ!
まず、「この会社、いつも求人が出てるなぁ」というところはやめましょう。
常に人が足りない会社って、それなりに居着かない理由があるはずですから。
また今は新しい施設や事業所が増えています。求人の中には、まだ開業して間もないところも多いかもしれません。
つい最近開業したばかりで人数も少ない、という会社は、未経験者は避けた方が無難です。
スタッフ一人あたりの仕事量が多くて忙しい施設や事業所だと、しっかり仕事を教えてもらうのは難しいかも。
未経験ならこんな会社がオススメ
逆に、医療法人や社会福祉法人など大手の会社が運営する施設は、経営が安定していることが多いのでオススメです。
介護士だけでなく医師や看護師がいたり、スタッフの数が多いので仕事もゆとりを持ってできるし、新人の教育を熱心に行っているところが増えています。
マニュアルがシッカリしていたり、プリセプターというマンツーマンでの指導があったりと、小さい事業所では出来ない研修制度をとっている場合もありますね。
お給料や福利厚生の面でも小さい施設より待遇が良いので、競争率が高いかもしれませんが、未経験者が働くのに環境が整っていることが多いです。
積極的に狙っていきたいですね。
志望動機の書き方は?
いざ介護で働きたくなったときは、どんな志望動機だと「未経験者を採用したい」と思ってもらえるのでしょうか?
まず、履歴書で面接官が重視するのは職務経歴と志望動機です。
「どんなスキルを持っているか」
「長く働いてくれるかどうか」
「どうして介護職を希望するのか」
などは、必ず確認されます。
未経験だし資格もない、という場合は、とにかく「やる気」のアピールが必須です。
- 「喜んでもらえる仕事」
- 「社会的に大きな意義のある仕事」
- 「ボランティアで介護のやりがいを知った」
- 「家族の介護でやりがいを知った」
- 「高齢者と話すことが好き」
- 「介護職員初任者研修の勉強をしている」
など、介護職で働きたいという気持ちが伝わるように書きます。
例えば、もし私の前職が接客業なら、
「介護の仕事は未経験ですが、以前○○という仕事をしていて、人と接することが大好きです。
前職でつちかったコミュニケーション能力を、高齢者の方々のお世話に活かせたら、と思い応募させていただきました」
という書き方にすると思います。
実際にはもう少し具体的に書きますけど、未経験というハンデを相手に感じさせないこと、そして何より熱意が伝わることが大切ですね。
転職の回数が多いんだけど・・・
職務経歴書にたくさんの会社が並んでいると、「うちもすぐ辞めてしまうかも」と思われそうで不安・・・。
あなたの転職の回数がなぜ多いのか、きちんと面接で説明できることが肝心です。
- ステップアップのため
- ほかにやりたい仕事をみつけた
- たくさんの仕事を経験してみたかった
など、ポジティブな理由を用意しましょう。
「人間関係が悪くて・・・」「仕事の内容がしんどくて・・・」など、前の会社を悪く言うようなネガティブな理由は避けます。
転職の回数より、
「その結果何を得たか?」
「どう成長したか?」
「それをどう活かせるか?」
など、目的を持って転職を繰り返したことをアピールできることがカギになります。
まとめ
介護職は、未経験者であっても就職しやすい業界です。
さらに、いまは正社員を募集している会社もたくさんあるし、未経験者が介護士になる大チャンスなのです。
介護業界は変革期なので、未曾有のチャンスが到来していると言っても過言ではありません。